2014年11月10日月曜日

訃報




11/7、「間違いだらけのクルマ選び」の著者である徳大寺有恒氏が亡くなられた。
当時自動車評論家の方々はメーカーの試乗車に対しネガなコメントを書かれる方はおられなかった。まるでメーカーの広報室の一員のような評論家の方々が多かった中で、「こんなクルマでも買う人がいるから不思議!」と、痛烈な批評に驚かされたのが氏だった。そんな批評のスタンダードを作ったのが、氏が乗られたVWゴルフIだったことを知り、私は最初の自分のクルマとしてゴルフ1を選んだ。
私のクルマに対する考え方、価値観は氏と先般亡くなられた小林彰太郎氏の影響が大きかった。
続いた偉大な先駆者の死にショックを受けている。
晩年は少しソフトになった氏の文面も、根底に流れるものはクルマへの愛と正義であることに変わりなかった。...
今後もフェアなクルマの評論、そして正しい方向へクルマが進むことを願って止まない。



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