今年は震災の影響や行政の対応の変化もあり、
いよいよホンモノの自転車文化が始まるという期待をもって会場へ。出店数は昨年より減少したが、自転車ブームだから!と便乗する企業が減った印象。
時間の都合もあり、気になるものだけチェックした。
Knogはカラフルでユニークなデザインはそのままに、機能とバリエーションをアップ。
あいかわらずユニークなパッケージデザイン
アリオネで一世風靡したフィジークは
新たにクールなビンディングシューズを展開。
バックパックの老舗ドイターは機能をそのままに女性向けカラーバリエーションを充実。
そんな中、今年大きく変わったもののひとつがナビゲーションシステムのブース。
従来のサイクルコンピューターからの勢力に加え、
GPSを用いた自転車専用ナビゲーションシステムの勢力が大幅に拡大。
ただサイクルコンピューターと異なり、
自転車専用ナビゲーションシステムはそのメリットについての訴求性がいまひとつ。
メーカーは自転車に乗る人たちの目的と課題を的確につかんでいない気がする。
今後の展開が彼らの課題を解決するものでなければ、この商品はブレイクしないと思う。
現状ではスマートフォンのナビゲーションソフトに課題解決のアドバンテージがある。
もうひとつ、電動アシスト自転車が、実用車としてひとつのポジッションを明確に確立した印象。
たしかに自分の周りでも、愛用している人が多い。
このマーケットはまだまだ広がる余地があるし、実際に広がっていくと思う。
全体の傾向として、自転車のジャンルの多様化と方向性がより明確になってきている。
またそれに合わせ素材も技術も独自性を深めてきている。
より成熟した大人のサイクルモードだった。
そういえば昨年、一昨年はフレームからパーツに至るまで何でもカーボン一辺倒!だったような気がする。
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