2012年5月6日日曜日

電動アシスト自転車の未来



2011年東京モーターショーに出展された
ヤマハ製電動アシスト自転車「PAS WITH」
 


























以前に電動アシスト自転車を見かける機会が大きく増えたとコラムに書いた。
今回言いたいのは機会が増えただけでなく彼らの走る距離についてだ。
これまで通勤途中で見かける電動アシスト自転車の台数は増えても、
一緒になって走ることはなかった。
つまり同じルート上であっても彼らの走る距離は短かったのだと思う。
ところが最近は同じルート上を一緒になって走るケースが多い。
つまり電動アシスト自転車の移動距離が伸びているのだ。

本来ロードバイクと電動アシスト自転車では走行速度が異なるのだが、
街中では信号無視をする自転車が多かったり、上り坂が多かったりで
結果として、電動アシスト自転車と似たようなペースで走ることになる。

距離にすると10km以上走っているアシスト自転車も多いのではないだろうか。
バッテリーの容量増加や回生ブレーキなどの技術で航続距離が長くなり、またアシスト量が増え、ラクに走れることを背景に距離を伸ばしている。

体力面や積載能力の面でも極めて有利な電動アシスト自転車。
以前に電動アシスト自転車は自転車の替わりだけではなく、新たなカテゴリーを切り開いていけるとコメントした。
それは主に自転車に乗る人からの乗り換えではなく、クルマに乗る人からの乗り換えを喚起する商品、カテゴリーである。そうなって初めて環境負荷の低減に貢献できるのである。




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