2012年12月16日日曜日

マナー違反???



















先週末の自転車通勤の帰り道
横浜市内の県道、片側二車線の道路。
自宅まであと1km少々の距離だ。
車道上で何台ものクルマに追い抜かれる。
その中で、接触するっ!と感じた至近距離で自転車脇をすり抜けたクルマが一台。
自転車をかすめるように抜いたかと思うと、
自転車の直前に入り込み、車道外側線をまたぎ、路肩の石を撒き散らす。
その後、車道真ん中に戻って行った。

何年もかけて何万台?ものクルマに追い越されると、いろいろなクルマ(ドライバー)を知ることになる。
そんな中、知らないフリをしてギリギリを追い抜くクルマは多いが
至近距離をいかにも!という動きをするドライバーは限られている。

そんな限られたドライバーのヒヤリ!の後、無事だったことにホッとすると、次の交差点でクルマに追いつき、そのドライバーにワザとなのか、運転が下手なのか尋ねて注意を促すことがあるのだが、
幸いなことに次に私を追い越したのがパトロールカーであった。
赤色灯をともして走行している。
直前の危険な追い越しをしたクルマを検挙してくれるのかと期待したがそうではないようだ。
自転車を止め、合図をしパトロールカーに止まってもらい事情を話す。

「どのクルマですか?」
前を走っていくそのクルマを指差す。
「接触しましたか?」
の質問にいいえと答えると、
「マナー違反ですね!」
との返答。
なるほど、これか!。
マナー違反!これが警察官の認識だ。

ここからルールを警察官に説明することになる。
自転車を追い越すときは安全な距離と速度で・・・。
これは道路交通法であり、これを守らないことはルール違反。
マナー違反ではない。

「すみません、現認していませんでした。今後注意します。」
こちらの説明を理解してくれたのか、素直なリアクション。

その間に危険行為をしたルール違反のクルマは走り去る。

今後注意します!
を言っている警官の横を、歩道走行の自転車がすり抜けていく。
指導なし。
???
ホラほらホラほら!
検挙しろとは言わないが正しく指導することは必要だろうと言うと、
うんうんうん!とうなずきながら放置だ。
バカらしくなってその場を去った。

サドルの上で自転車をこぎながら、
「マナー違反ですね!」の警官の言葉が頭を駆け巡る。
この警察官の言葉に社会の認識のすべてを見たような気がした。