2012年6月30日土曜日

膝痛のその後


























膝痛からサドルの高さを確認したら
膝が大きく余る高さになっていたのは以前ご報告した通りだ。

そこでサドルを適切な高さに合わせたところ、
ここにきて膝痛から若干違和感が残る程度まで収まってきた。

今回はサドル高さがメインの課題だったかもしれない。
まずはこのまま完全に違和感がなくなるまで、
適切なサドル高さを実践したいと思う。



2012年6月28日木曜日

超小型EV車に弾み

























「高齢者の方の10km以内の買い物」という、極めて限定されたターゲットを主に想定されていた超小型EV(今回よりこの表記にします)がセブンイレブンの配達用として使用されることになった。

あまりに用途を限定していたので前途が不安であったと以前コラムにも書いたが、さすがに民間はそれぞれの分野で異なった目で見ていたようだ。

今朝の日経新聞にも「新市場創出に弾み」と書かれているが、まったくその通りだ。
身近に接して認知されることにより、用途は大きく広がっていく。
配達という過酷かつビジネスで使われることから、ハードとしての課題も改良が進むだろう。

まずは一安心である。


2012年6月27日水曜日

未知との遭遇






















今朝の自転車通勤。
風も気温も適度で快適。
いつものようにいつものペースでペダルを回す。

長い下り坂から長い上り坂へ続く幹線道路。
一気に下り一気に駆け上がる。
そして上り坂の最後にある交差点まで、「もがく!」。

苦しい~!

すでに坂を駆け上がったクルマが一台、交差点で大きく左側を開けて停止している。
その横を通りクルマの前方で停止した。

するとドライバーがクルマをゆっくり自転車の横につけ、
窓を開けてしゃべりかけてきた。

怒っているのか?と思い、先に切り出す。

「すみません、邪魔になりましたか?」

「いやいや、すごいですね!」

「・・・・・?」

「私もがんばらないといけないなと!」

「・・・・・・??」

「大変励みになりました!」

「・・・・・・???」

信号が青になったので合図をして先に交差点を直進。
そのクルマは左折、ほんの一時の遭遇だった。

彼は何か、壁にぶつかっていたのだろうか?
最後までよくわからなかったが、彼の言葉が本心なら何かの役に立ったのかもしれない。




2012年6月25日月曜日

オススメのチューブ!






















自転車通勤の準備が不十分なまま迎えた月曜日の朝、
恥ずかしながらタイヤの空気圧も朝になって確認。
ところが触ってみるといつものような固さがない。
それでもエアを入れる時間が惜しかった。

この程度ならパンクのリスクが大きく増えるわけではないだろう。
そう勝手に納得して自宅を出発。
最初の荒れた路面でいきなり驚いた。当たりがいつもよりはっきりと柔らかい!

その後も目地や段差、舗装の継ぎ目等あらゆる路面を走ったが、
すべて当たりがソフト、いい感じだ。
だからといって、走行抵抗が大きく増えた感じはしない。

使用しているチューブは以前紹介した「パナレーサーRエアー」。
これとコンチネンタル・スーパーソニックの組み合わせだ。

以前装着した際、空気圧を9キロから8キロに変えたら乗り心地がはっきり変わった。
今回、帰宅して空気圧を確認したところ7キロ弱だった。

このチューブ、乗り心地の最適値を求めることが実に楽しい。
空気圧によって面白いほど「美しく」乗り心地が変わるのだ。
しかもエア漏れのスピードが思ったより遅く、エア補給の頻度が少ない。

使用し始めて2カ月たった今、あらためてオススメしたいチューブである。




2012年6月24日日曜日

スケートボードとの遭遇






















一昨日の自転車通勤の帰り道。
緩い上り坂の県道を走っていると、一人のスケートボードに乗った青年に出会った。
道路が暗かったので細かな状況はわからかったが、めずらしいなと思いつつ、そのまま追い越す。
今度はしばらくの間下り坂。
2~3km下り、次に橋に向かって上り坂だ。
上りきった橋の中央で自転車を止めた。

一時、穏やかな風に浸り、川の流れを見ていると、
ゴーッ!という音とともに目の前をすごい速度でスケートボードが通り過ぎた。

さっきの青年だ!
???

スケボーを追い越したあと、すでに何キロも走ってる。
どこまで行くのだろう?
スケボーってそんなに走れるものなんだ!
しかも速度が半端ではない!

その世界では常識なのかもしれないが、何もしらない自分にとっては驚きだ。
ということはもしかして、スケボー通勤?

ちなみにそのスケボー、追い越した時も追い越された時もきちんと車道走行だった。
いやいや歩行者だから歩道がルール?
でもあの速度で歩道はありえないだろう。

ライト、メット、車道走行の自転車の延長のようだ。
であればブレーキもマスト?

自転車の仲間のような気がする。





2012年6月21日木曜日

高齢者用!?超小型車

























6月19日(火)の日経新聞に、以前本コラムで取り上げた超小型車の特徴、課題が掲載された。
課題は主に安全面であるとの内容だ。
安全基準を厳しくするとコストがかかり、軽自動車より高くなってしまうことへの懸念。
でもそもそも一定の台数を量産しない以上、軽自動車と同等以上のコストがかかってしまうのは当然だ。
1台70万円を目論んでいるようだが、「10km以下の移動での買い物」という限られた用途ではたして高齢者が購入に踏み切るかどうか。
しかも限られた台数のための駐車スペースをどう確保するのか。

私の懸念はこの超小型車を上記のような狭い用途に限定してしまうことだ。
いっそ首都圏を走っている1人しか乗っていないクルマをすべてこの超小型車に置き換えてはどうか?
走行距離に課題があるなら、ロスを少なくするためにクルマを小さくする。
1人で乗っているクルマがこのEVに置き換わればCO2の排出量も減少する。
渋滞も減る。駐車場だって100台のスペースに400台置ける。(ザックリだが)
つまり環境負荷の小さい、渋滞のない静かな街の実現だ。
気温だって下がるはず。もちろん自転車は邪魔!にならない。
台数が増えれば軽自動車よりずっと安価になるのは当然だ。

課題はたくさんあろう。
でもヒト1人の移動ってそもそもこういうものではないだろうか。
5~7人分の走るリビングルームを1人で路上に持ち出し、渋滞を作り、その解決方法が車内のエアコンであったり、テレビであったり、時間つぶしに使う。
極めて個人レベル、解決する方向がおかし過ぎる。

この超小型車、高齢者だけにターゲットを定めるような移動手段ではなはく、もっと大きな可能性を秘めていると思うのだが・・・。

ちなみに右隣の記事、高齢者用の安定した「自転車」との対比が興味深い。
はたして高齢者の方々がどちらを選択されるのだろうか?


2012年6月20日水曜日

ナスがママ、キュウリがパパ















































そろそろ食べたいなと思っていたベランダ菜園のナスとキュウリ
昨日の台風で落ちてしまってはと、あわてて夕方に収穫。
夕飯にもろきゅうと焼きナスに姿を変えてお皿にのりました。

台風は雨、風ともに強く、当然自転車通勤どころではなかったけれど、
親子ともども地下鉄で無事帰宅。
着いたころにはすでにJR東海道線はストップ。
タイミングよく助かりました。

さて、収穫したナスとキュウリ
味もさることながら、家族みんなで一生懸命育てた野菜を
家族みんなで食べられたことが幸せでした。

みんなで育てたんじゃない!という声もありましたが・・・。
















2012年6月18日月曜日

自然保存館





























自転車の話題からはずれるのだが、
週末に子供に自然保存館へ行くと言われ付き合うことになった。
まあ「自然保存」だからグリーンな点で少しは自転車に関係があるゾ。

すると着いた先は「自然保存館」ではなく「市電保存館」。
横浜市吉田町だ。

古い市電が当時のまま展示されている。
自然保存館を期待して行ったのだが、
高度成長期に小さいころを過ごした自分にとって、
当時の状況(トロリーバス!)のビデオ紹介など、
何とも懐かしい気持ちでいっぱいになった。
 
そういえば環境への配慮より、移動手段としてクルマからライトレールへの移行にトライしている富山県。
そこに政策として取り入れられた自転車の活用。

自転車、つながりました。





2012年6月17日日曜日

雨天時の自転車通勤



























梅雨の時期の自転車通勤

基本的に雨なら自転車を使わない方がほとんどだろう。
けれど、予報が外れたりして雨に遭遇するときがある。
ブレーキが効きにくい、路面が滑る、視界が悪い(クルマからも)
特に夜など最悪。
安全性の確保が大きな課題だ。

もちろん快適性についも、雨に対応する装備は十分ではない。

日本においては一年の約3分の1が雨天。
つまり台風のような特別な環境ではない、一般的な通勤環境であるということ。

自転車通勤を一つの通勤手段として定着させるためには
天気にかかわらずフツーに自転車通勤できることが必要。
これは要するに雨天走行時の安全性、快適性の確保。

ここに大きなポイントがあると思う。




2012年6月14日木曜日

カーボン素材の寿命




















カーボンフレームの自転車が全盛だ。
価格が下がってきたこともあり、ロードバイクはほとんどカーボンフレームが売れているのではないだろうか。
さてこのカーボンという素材、いったいどの程度もつものなのか。
いずれは寿命(強度不足)となる時がくるのか。

この素材、基本的にカーボン繊維を樹脂で一体としたものだ。
全方向に強度が保てるよう、繊維は縦横斜め方向に配置の上積層され、樹脂で一体化される。
軽量であるにもかかわらず強度が高い。

基本的に高い耐久性を持つと考えるが、
カーボン繊維を積層させて樹脂で一体にするという作業を行う以上、
まったく均一に作ることは不可能である。
場合によっては気泡が入ったりすることもあるかもしれない。
いずれにしてもアルミやクロモリのように素材として均一ではない。
さらにカーボン繊維と樹脂では、熱収縮も異なる。
つまり温度変化や走行による外力により接着面に繰り返し応力がかかる。
そしてあるときその繊維と樹脂の接着面が剥離する。
連続面である以上、これがクラックとなり成長し強度を落とす。

フレームにしても、フォークにしてもすべてが強度部品である自転車。
不要なパーツがない自転車において、どこかの強度が失われると一気に危険な状態になる。

非破壊検査をしない限り見た目ではわからないものだけに(これは金属も同様)
ぶつけたり大きな衝撃を加えたり、保管状況であったり、
その経歴を把握しておくことが重要だと思う。

過度の衝撃で一気に破壊した場合は別だが、
小さなクラックから始まる強度低下。
その最後をどう察知し判断するか。

カーボンに限ったことではないが、長い期間付き合っていく間に、
その経歴及び走行感、音も含めてトータルで考え、
違和感を感じたら、疑ってみることが必要だと思う。



2012年6月12日火曜日

膝の痛み



























1か月以上前から自転車に乗ると膝に違和感を感じるようになった。
それが最近徐々に痛みに変わってきた。
何が原因かわからないが、雨等で自転車に乗らない日が続くと少し落ち着いてくる。

ネットで膝、自転車というキーワードで検索してみると、
サドルの高さが適切でないと膝痛が起こると説明があった。

サドルの位置が合っていない可能性がある!

普段は変えないのだが、気がつくと少し膝が余っているように感じて
これまで半年とか1年毎に何度かサドルの高さを上げてきた。
しかしここ最近は一切サドルの高さを変えていない。

自転車に跨ってみると、確かに膝が余っている。
これって、乗りこむにつれてポジションが変わってくるんだ!と思いながらこれまでサドル高さを上げてきたが、実はほんの少しずつサドル高さが下がってきているのではないか?

いずれにしても、これで膝の痛み、違和感がなくなってくれるとよいのだが・・・。





2012年6月10日日曜日

徒歩で歩道?!






























週末、出かけた時のこと。
道路左側の歩道上を子供と手をつないで歩いていた。
交差点を左に曲がろうとしたところ、信号が赤だったので無意識に止まった。

すると子供に聞かれた。
「信号渡るの?」
「ううん、左に曲がるよ!」
「じゃあ、信号関係ないじゃん!」

あれ、歩道上を歩いて左折するとき信号赤でもよかったっけ?
ほんの一瞬だが、躊躇してしまった。

今日は自転車で車道!ではなく
徒歩で歩道?!でした。



2012年6月6日水曜日

課題は駐車場所!



























本日の日経新聞。
5/25のコラムでご紹介した超小型車。
125cc程度のエンジンではなくEVのよう。良かった。

どのようなユーザーをターゲットと考えるのか?
超小型車の普及で何を目指すのか?
これをよく考えてから実行しないといけない。

紙面では半径5km以内(一日10km)の移動に超小型車が用いられることを想定しているが、
それは同時にクルマからの乗り換えなのか、自転車からの乗り換えなのか、それともヒト、つまりバスや電車からの乗り換えなのか?
クルマからの乗り換えとしなければ環境負荷についても渋滞解消についてもプラスにならない。

「ヒト一人がクルマで移動」を超小型車に置き換える。
それが正しい形であると考えるが、そう簡単にはいかないだろう。
なぜなら都市部においてはクルマと超小型車の両方を持ちづづけるためのスペースの確保が困難であるからだ。
超小型車では家族で移動できなかったり、たくさんの荷物を載せられなかったり、どうしてもクルマが必要なときが出てくる。つまり双方の駐車スペースの確保が前提だ。

同時に移動先においても駐車場の確保が必要だ。
仮に駐車場が確保できたとしても、普通自動車の枠に超小型車1台をポツンと駐車して、
クルマと同じ料金!では普及しない。
例えば一台の普通自動車の枠に4台駐車できるなら、料金も1/4。
これが最低条件だ。

そのようなインフラが揃って初めて新しいコミューター、超小型車が機能するのだ。

繰り返すが、まずは駐車場所の確保。これが大前提。
道路脇に超小型車が無秩序に駐車されるようなことは避けなければならない。

適切な駐車場所を確保しないと、超小型車は新たな社会問題を引き起こすだろう。








存在していた自転車レーン-2




























前回ご紹介した自転車レーン。
その交差点部分。

基本的に交差点の中も車道上にレーンが貫かれている。
ただしなぜか対面通行だ。
車道の両側に自転車レーンが続いているのだから一方通行で良いはずだ。
逆走を誘発するこの絵は危険。
さらに歩行者用信号に「歩行者自転車専用」と書かれている。
つまり、車道を走る自転車に対し、歩行者用信号に従うことを求めている。

自転車を車輛と認めつつも、何だか煮え切れない様子だ。
何だかこの状況をコラム上に説明すること自体に疲れてきた。
それとも15年も前なのだから、よくやったと言うべきか。

いずれにしても交差点内の逆走自転車マークと歩行者用信号から「自転車」とはずすことで
大きくブラッシュアップされるはずだ。



存在していた自転車レーン




















































実は自宅の最寄の駅付近から約1.6kmにわたり道路両側に自転車レーンがあった。
しかも、私がこの付近に引っ越してきた15年ほど前、すでにあったような気がする。
あまりに身近すぎて気にもとめていなかったことがはずかしいのだけれど。
今考えるとこんな立派な(まともな)レーンが昔からあったとは・・・すごいゾ!



2012年6月5日火曜日

EVを使ってみた!その5(総括)





















































仕事が片付かず、土日出勤。
皆さんのイベント参加やロングライドのご報告を時折FBで楽しみながら仕事に勤しんだ。

さて実は一旦クルマが修理から帰ってきたにもかかわらず、トラブルが再発、再入院した。
そこで再びEVを借りることに。EVと共に生活をはじめて2週間目に突入した。
そこでこの週末、仕事ついでに会社までEVで通ってみた。
高速も使った。充電も行った。充電切れまじかでヒヤヒヤ運転も経験した。
ここでまとめようと思う。

居住性
クルマとしては一流だ。予想以上によくできている。
ラゲッジスペースは及第点。後席シートを倒しても、フラットにはならない。
また倒したシートの位置も高い。
気になる部分は後席の足元スペース。床とシート高の差が足りない。
座面の長さも足りないし前席のシート下につま先が入らない。広さはあるのに。
バッテリーが床下にあるせいか基本的に床が高いのだ。
検討される方は後席の居住性が自らの使われ方でどうなのか確認された方が良い思う。

操縦安定性
以前のコラムで書いたように全く問題ない。
操縦性と乗り心地のバランスはトップクラス。
高速で100km/hを超えたあたりからはややダンピングが不足だが、
このクルマに限ったことではないし用途から考えると現在のセッティングは妥当。
それよりも音もなく時速〇〇〇kmでストレスなく巡航できることに感動。
聞こえるのは周りのクルマの騒音ばかり。これって初めての体験だ。
周りのクルマに、止まっている時くらい静かにしてよっ!って言いたくなる。
それほど静か。当たり前だ。EVは無音なのだ。

パワー
期待以上というか予想外。
一般道だけではなく高速道路においても、だ。
時速60キロまで3秒。そして時速○○○キロを音もなく走るクルマ。
速度計を見ないとスピードを誤ってしまう。
ライバルはスポーツカーのカテゴリーだ。
7000rpmまで引っ張りけたたましい音と振動と熱、排気ガスを浴びせて飛ばしていくクルマを
音も熱も振動も排気ガスも出さずにアクセル半分でふわっとついていく。
すべてを推進力に変える超高効率、高マナーのパワーソース。その洗練度。
残り半分のアクセルを踏むと、騒々しいクルマもパス!だ。
もうフツーのクルマに戻れない!
エンジンって音、振動、熱、排気ガス、ロスだらけだった。
そう感じさせるに十分なインパクトだ。

航続距離
満充電から少し走ったところでメーターの走行可能距離数をみると
ドライブモード129km エコモード163km
エアコンのスイッチをオンにすると、それぞれ118km、151kmとなる。
実際の市街地使用ではドライブモードで100kmプラス程度か。
あなたの普段使いにマッチするだろうか?

充電施設
検索すると自宅から半径2km以内に7か所、
半径5km以内に28か所もEVステーション(充電設備)がある。
カーディーラやレンタカー営業所、GS、市役所、区役所、駐車場、コンビニ、
サービスエリア等々意外にも多い(神奈川県横浜市)
だが夕方17時や20時でしまってしまうところがほとんど。
早朝や夜はGS併設のステーションや24時間営業のレンタカー営業所、サービスエリア等に限られる。
充電は急速充電30分で満充電の80%と通常充電8時間で100%の2種。必要となるのは急速充電設備。場所によって設備が異なる。また限られた営業時間は大きな課題だ。
もちろん自宅で充電可能であれば、首都圏の街乗りには何の問題もないだろう。

スタイル
EVの機能を突き詰めていくとこうなる!というような純粋な理想、新しいカタチを追って欲しかった。
これまでのクルマからの乗り換えを考えると抵抗ないカタチだ。
逆にそれを狙っているのか、あまりにもフツー。
ただしディテールには恐ろしいほどこだわっている。
フロント、リアのライト周り。
ウエストラインのふくよかな面と、その面がリアにつながる造形。
難しい面のつながりに挑戦、イタリアのランチアもかくやと思わせるこだわりの造形。
でも、前後のオーバーハングの長さは日本車のもの。
もっと切りつめて欲しかった。

最後に
試乗をしていただければ、クルマの完成度に驚かれると思う。
そしてこれまでのクルマがいかに遅れているのか認識されると思う。
EVとはイメージの中の「電気自動車」とは異なる乗り物だ。
モーターってこれほど感性にマッチし、こんなにも楽しめるものなのだと。
EVに乗るまで考えも及ばなかった。
同時にクルマがすべてEVになればいいのに!とも思った。
そうなれば夏の夜なんて窓を開ければエアコンなしでいいかもしれない。
道路上の熱源がなくなるのだ。
幹線道路の信号待ちでも開け放った窓越しに虫の声が聞こえるのだ。

EVには後続距離やEVステーションの営業時間等の課題はある。
でもこのクルマには乗る人のポリシーを示す独自のスタイルがある。
そしてその課題を課題としないライフスタイルに変えよう!とすら思わせる先進性がある。
EVを駆ること、そして立ち位置の潔さ、ともに気持ちがいい。
EVって実用性の塊かと思っていたが、思いきり趣味性の高いクルマであったというのが率直なところだ。

最後に結局このクルマどうなのか?の問い。

答えは欲しい!である。
クルマ好きのあなたに特にオススメしたい。

そしてできるならば
自然エネルギー由来の電気を使いたいと思う!