2016年5月25日水曜日

三菱自動車の燃費不正について





先般報道された三菱自動車の燃費不正疑惑。
カタログ燃費を参考にクルマを購入された方々を欺いた形だ。
では一体どれくらいの金額が目論見と異なったのか?
その差をメーカーが返金すればこれまでのカタログ燃費との乖離を埋めることが可能なはずだ。
だが話はそれほど簡単ではない。
なぜなら目論見との乖離はないから。
そもそものカタログ燃費のデータ取得方法が実際の使用状況と大きく異なるため、購入前のランニングコストの予測が不可能だからだ。
ユーザーはその乖離を承知でクルマを購入しているから今回の問題が表面化しなかった。
これが事実だろう。
つまり国の定める燃費のデータ取得方法にも大きな問題があるということだ。
実際の燃費がカタログ燃費の「60%程度」?なんていったい誰の何のための値なのだろう。
使用状況を予測して購入前にあらかじめカタログ燃費からランニングコストをシュミレーションする。
これができなければ、ユーザーにとっては何の参考にもならないのではないだろうか。