2017年1月25日水曜日

平成28年度神奈川県都市交通安全対策連絡協議会



 平成29年1月25日、相模原市で講演の時間をいただき、神奈川県19市の交通安全のご担当部署の方々へ、自転車の事故ゼロを目指して自転車はどう走るべきか、そしてクルマはどう対応するべきか、お話をさせていただいた。
 集まられたのは普段クルマを交通手段とされる方々がほとんどで、一部の方々が公共交通機関、そして自転車を利用されている方は「ゼロ」。
自転車を利用する方々に響く内容が、クルマに乗る方々に響くわけではないことは想定済みだが・・・。
というわけで新たな構想のまとめと資料の追加作成開始!

2016年11月20日日曜日

セルクル自動車部


VW の排ガス不正で揺れているディーゼル車についてあえてその燃費について述べたい。

家族4人、荷物満載のクルマで大阪⇔川崎を往復。

片道走行距離550kmを往復それぞれ 30.7L、29.1L使用。
つまり往路は17.9km/L、復路は18.9km/L
軽油の単価が97円/Lだったので
1kmあたりの燃料代は往路は¥5.4/km、復路は¥5.1/kmとなる。
この¥5.1/kmの燃料コストをレギュラーガソリンで上回るには
レギュラーガソリンの単価が¥125/Lとして24.5km/Lとなる。
この燃費を上回って初めてディーゼルよりランニングコストが低くなる。
このハードルは決して高くない。
そもそもCO2排出量が少ないディーゼルエンジン車が
ヨーロッパにおいて主流となっているのには理由があったわけだ。

使用したクルマは2Lエンジンだが、主流の1.6Lエンジンだと実燃費で22-23km/Lとのこと。
同様に計算するとガソリン車で28.4km/l 以上でないと燃料代がより高くなる。
このデータ、弊のものも含め2009年モデルのもの。
現在はさらに良くなっている。
ちなみに使用したクルマのカタログ値は
市街地7.7L/100km、高速5.0L/100km、MIxで6.0L/100km、CO2排出量157g/km。
リッターあたりの燃費に換算すると
市街地12.9km/L、高速20km/L、Mix16.7km/L。
今回の走行は高速主体+市街地なのでカタログデータを上回る結果となる。
このあたりカタログ値に良心を感じる。というか、提供すべきデータはそれが当たり前だと思うのだが・・・。
実際にはほとんど実現不可能なJC08モードって何なんだろう。

さて
日本で人気のあるハイブリッド車がヨーロッパで反応がない理由がわかる。
30万キロをフツーに走りきるディーゼルと、バッテリーの交換が必要なハイブリッド。
このことも踏まえると決して環境負荷が小さいクルマではない。

2016年6月16日木曜日

相模原市安全・安心まちづくり推進協議会




昨日6月15日、「相模原市安全・安心まちづくり推進協議会総会」において「自転車とクルマの交通事故ゼロの方法」と題して、自転車の安全な走行場所について海外の例もご紹介しながら講演をさせていただきました。
ルールの再認識が必要なのは自転車だけでなくクルマも同じ。両者が認識を共有することで安全が確保されます。
相模原市は自転車事故を大きな課題ととらえ、この撲滅のためこれまであらゆる方策を行うとともに、さらに新しい考え方を取り入れようとされています。
非常に前向きな姿勢を肌で感じました。

2016年5月25日水曜日

三菱自動車の燃費不正について





先般報道された三菱自動車の燃費不正疑惑。
カタログ燃費を参考にクルマを購入された方々を欺いた形だ。
では一体どれくらいの金額が目論見と異なったのか?
その差をメーカーが返金すればこれまでのカタログ燃費との乖離を埋めることが可能なはずだ。
だが話はそれほど簡単ではない。
なぜなら目論見との乖離はないから。
そもそものカタログ燃費のデータ取得方法が実際の使用状況と大きく異なるため、購入前のランニングコストの予測が不可能だからだ。
ユーザーはその乖離を承知でクルマを購入しているから今回の問題が表面化しなかった。
これが事実だろう。
つまり国の定める燃費のデータ取得方法にも大きな問題があるということだ。
実際の燃費がカタログ燃費の「60%程度」?なんていったい誰の何のための値なのだろう。
使用状況を予測して購入前にあらかじめカタログ燃費からランニングコストをシュミレーションする。
これができなければ、ユーザーにとっては何の参考にもならないのではないだろうか。


2016年3月13日日曜日

自転車の存在をどう示すか

 
 

車道を走る自転車を見かける機会が多くなってきた。
非常に良いことだ。
そもそもクルマから見逃されないよう車道を走ることが安全につながるのは明白。
クルマを運転する人間からも自転車の車道走行は存在を認知しやすく好ましい。
さて、車道を走る自転車として、そんな車道でもクルマから見落とされないよう、
昼間ライトを点灯したり、明るい色のウェアを選んだり・・・。
工夫はしているのだが、それでもクルマに見落とされて、至近距離に迫られたりする。
そんな状態になった時、もちろん避けるのが優先だが、
どうしても間に合わない時の命を守るツール。
それが自転車のクラクション。
弱者に対して邪魔だと鳴らすクルマのクラクションとは次元の異なる
いわば命を守る最後の警告だ。
クルマに十分聞こえる音量のクラクション。
使う機会がないことを祈りながらも、
手も足も出ずに事故に巻き込まれる自転車にとって
必要なツールだと思う。

2015年11月23日月曜日

エゴイスティックなクルマ用語


交通手段の使い分けを正しく認識して利用するとクルマはそのポテンシャルを発揮する。
このとき忘れてはならないクルマが持つ危険性。
しかしそしてそれを隠すかのような言葉。
同時にクルマを中心に考えるエゴイスティックな言葉も。
クルマにまつわる用語をいくつかあげてみたい。

1.(人が)飛び出す
走行しているクルマの前方に、歩行者や自転車が出てくること。事故が起きるのはクルマには非はなく歩行者や自転車が悪いという前提で使用する表現。本来歩行者や自転車より、明らかにクルマの方が「ぶっ飛んでいる」にも関わらず、だ。
ちなみに歩行者や自転車の前方に、クルマがより速いスピードでその進行を妨げる形で出てきても「飛び出す」とは言わない。

2.(クルマを)飛ばす
クルマの前方に出てくる「傷害物」については「飛び出す」という表現でネガティブな行為と判断されるが、クルマ自身が危険な速度で走行することを危険な走行と言わずに「飛ばす」という、極めて軽く肯定的な言葉を使用する。もちろんすべての状況において高い速度を否定するつもりはないが。

3.(人を)撥ねる
危険なクルマで歩行者や自転車に乗る人にクルマを衝突させ大きなダメージを与えることこと。後遺症を残す大きなケガを負わせたり死に至らしめたりするあってはならない行為をこの軽い言葉で表現する。脳に損傷を与えたり内臓や骨に大きなダメージを与えたことをイメージさせない便利な表現である。不注意で他人の人生を狂わす大きなダメージを与えた場合「撥ねてしまった」となる。

4.(保険で)処理する
クルマで人を死に至らせたりケガを負わせた場合、クルマ側がケガをした人に対して、使用する言葉。誠意をもって償うのではなく、「処理する」となる。普段、人が他人にケガを負わせたり、死に至らしめた場合には「処理する」は使わない。

5.(クルマの)の静粛性
これはクルマ自体の静粛性ではなくクルマの車内にいる人にとってのパラメーターのこと。外に対しての騒音、迷惑はこの尺度には入らない。もちろん気にもしていない。

6.(クルマの)衝突安全性
クルマ対クルマの事故の場合の車内に存在する人、つまり乗車している人にとっての安全性のこと。衝突であってもクルマに衝突されケガを負わされる歩行者や自転車に乗る人のダメージは衝突安全性に含まれない。もちろんクルマを購入する際にも気にされることはほとんどない。

以上のわずかな例だけでも、すべてはクルマ中心!である。
同時にクルマの危険性を適切に示しているとはいえない表現ばかりである。

そろそろ認識を変えるべき時がきている。

2015年7月18日土曜日

クルマの通行区分について





自転車で運べない荷物がありクルマで移動した帰りの横浜新道。
第一車線にクルマがなくても第二車線を走るクルマたち。
第一車線を走る自分にとっては関係ないようだが、前のクルマに追いついた時、第二車線(追越し車線)に列があると車線変更が困難。そして車線変更して追越した後もちろん第一車線に戻るのだが、前車に追つくと、再び追越し車線へ。でもそこに列があり移動困難となる。もちろん第二車線のクルマ(ずっと第二車線を走るクルマだ)がなくなるまで待つのだが・・・。
みんながルールを守れば、つまり適切な車線を走行すればこんなストレスのある行為を繰り返さずに済むはずだ。
ドイツでアウトバーンを走ったときはもちろん、イタリアのオートルートを走った時もこんなことなかった。
第二車線を走行するのは追い越す時だけだ。そして第二車線に移動する際も、後方から来るクルマの走行を妨げないよう、ウインカーを出したままミラーを確認しながらクルマが切れるまで第一車線(走行車線)を走っている。
追越さないのに第二車線を走るのが違反なら、後車に急ブレーキをかけさせる車線変更も違反だ。
エスカレーターではあれほど整然と左側に並び、右側を追い越す人に気を使う民族。この差はなんだろう。
この走り方、ドイツにはほど遠く、イタリアにも遠い。先日訪問した中国に一番近い、というのが率直な感想である。