2011年12月31日土曜日

2011年の最後に




















バタバタとあわただしい年末。
日常生活の中で、これを用意して、あれも取りに行って・・・って
いろいろ荷物を運ぶ機会が多くなると
自転車の積載量の限界が見えてくる。
特にケーキとか中身の入ったおせちの重箱を運ぶ行為は自転車ではリスキー。

そこでクルマの出番。
こういうことがあるからクルマは手放せない。
大きなリスクなしで上記の荷物が運べる
副産物として温かな室内、でも大汗をかかない、ラク。

まずいまずい、必要以上にクルマの誘惑に負けそう。
いやいやクルマを否定するつもりはではなく、
要は適切な使い分けが重要。

今年は例年以上にいろいろなことがあった。
非常に考えさせる年だった。

自転車に乗られるみなさんはいかがだったでしょうか。

私にとって大きかったのは福島の原発事故。
怖かった。ダメかもしれないと本気で考えた。
でも地球の未来、自転車の未来を身近なこととしてあらためて考えるきっかけになった。

そして残念なスティーブ・ジョブス氏の死去。
彼が生きていれば、これからの自分の生活はさらに変わっていたはず。

いろいろあったけれど
すべてを前向きに未来に生かしたいと思う。

2012年
自転車に乗るみなさんがよりホンモノの自転車生活を送れますように。
自転車に乗るみなさんも乗らないみなさんも共に夢がかないますように。

2011年12月29日木曜日

自転車に音楽!





毎日の自転車通勤に音楽がかかせない。

中原街道や環状2号線という比較的田園の幹線(要するに田舎)を自転車で走っていると
気になるスポットが多いわけでもなく、
まわりはクルマばかり。
自転車のラチェット音やタイヤのかすかなうなりが聞こえるとそれは楽しいんだけど、
クルマの騒音でかき消される。

ある意味退屈。
で、音楽。

ヘッドフォンは危険。
重要な音による外からのインフォメーションをシャットアウトしてしまう。
しかも耳を塞ぐと、三半規管に影響が出そう。
つまり自転車に乗る時に重要なバランスをとる行為がベストでなくなる気もする。

そこで2年前のサイクルモードで見つけて、以来ずっと使っているのがmp3であるOTOMO。
走行中一番耳元に近くなるハンドルに取り付けている。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B0034G4YKE/ref=as_li_ss_tl?ie=UTF8&tag=at4582at-22&linkCode=as2&camp=247&creative=7399&creativeASIN=B0034G4YKE

幹線のクルマの騒音に負けることもしばしばだけど、
そもそもクルマの騒音に負けない音だと外からのインフォメーションが伝わらないから危険。
BGMとして聞くには十分。
音質も期待以上。

まわりの人たちの迷惑にならないよう、音量には気をつけないと!
そうでないと、あるとき使用禁止になる。

そうそう、上り坂のケイデンス維持にアップビートの曲が役に立つ!

2011年12月27日火曜日

駐車禁止


















自転車通勤で幹線道路を走っていると、決まって多くのクルマが駐車している場所がある。
駐車禁止区間であるにもかかわらず。

仕方なく後方車に合図をして右側車線に進入、駐車車両を追い越す。
できれば行いたくない行為。

パトロール中の白バイの方に聞いたことがある。
駐車車両、何とかならないだろうか。
白バイ隊員曰く、彼らは駐車ではなく停車なのだと。
たしかに人が乗っている。
寝ている人が多いけど、クルマから離れていないから駐車にはあたらないとのこと。

そもそも駐車禁止なのはその行為が通行車両に危険を及ぼすからであろう。
でも停車がOKの背景は、荷積み等、すぐにクルマを動かせる状態、つまり
緊急車両等の通行を妨げたり、通行車両の通行に危険を及ぼさないという配慮が含まれているのではないだろうか。

だとすると停車車両に自転車が近付いたときは、停車車両はすみやかに移動する。
これがあって初めて自転車の安全が確保され、停車OKなのではないだろうか。

自転車に乗るものにとって駐車も停車も変わりなく危険。
いやどちらかというと、停車の方がクルマのドアが開く可能性を考えると、より危険である。

駐車ではなく停車だから、といって目もつぶるのはまったく本質をとらえていない。
弱者に危険のリスクを負わせて道路にクルマと停車させて寝る!という行為。
いろいろな事情があるにせよ、あまりに横柄ではないか。

自転車で走行車線を一車線占拠して寝ている人、見たことない!


本質をとらええて解決策を見出す必要がある。

2011年12月25日日曜日

メリークリスマス!



























いろいろな試練があったこの一年だったけど、
子供たちが待ちに待ったクリスマス。
あなたの家にも訪れましたか?

2011年12月15日木曜日

安全で快適な自転車利用環境の創出に向けた検討委員会


























動き出した!

http://www.mlit.go.jp/road/ir/ir-council/cyclists/index.html

メンバーがすばらしい。
やっと本物の「有識者」がそろった。
理想を高くかかげ、あるべき自転車の未来を期待したい。
そしてセルクルとしてできることに尽力する。

2011年12月11日日曜日

駅前渋滞


















平日の朝
たくさんのクルマと自転車が駅に向かって走って行く。
そして駅に近づくほどその数は増えていく。

クルマも駅を先頭とする渋滞で流れない。
その横を走るたくさんの自転車。

渋滞の中、一台のクルマが車道の左側目いっぱいに停車。
行く手を防がれた自転車も途端に大渋滞。
待ちきれなくて右側からクルマを起こす自転車も。
なんだかいつ事故が起きてもおかしくない混沌とした状況。

でもこんなことの繰り返しで、もし自転車に乗っている人たちが
自転車は事故のリスクが大きいから止めた!って考え、
家のガレージからクルマを引っ張りだし、
奥方に駅まで送ってもらったときには、どうなるか。
さらなる大渋滞でクルマはまったく機能しなくなる。

そうなったとき、クルマに乗るあなたはどう対応しますか?
自転車に乗り換えますか?
もし乗り換えずにそのままクルマに乗り続けるのなら、
雨が降ろうと風が吹こうと、自転車に乗る人たちを
もう少しだけ暖かい目で見てあげてください。

そうすれば路上のクルマは増えることはなく、
今後はどんどん減少していくでしょう。
そしてクルマの渋滞も減っていきます。

2011年12月9日金曜日

自転車マナーアップ?




都内で警察による自転車の取り締まりと指導が行われたと報道で知った。
自転車マナーアップと称して実施されたようだが、
そろそろ自転車に乗る時の法律を守るという義務を明確にしてはどうか。

自転車が安全に車道を走るためには、
クルマのドライバーの法律に対する正しい認識が必要と言い続けてきた。
ここにきて警察によるによる法律の再確認と指導が行われ、
やっと一歩を踏み出したかにみえた。


メディアも含め注目されている今だからこそ、
はっきりさせた方がいい。

自転車のマナーってなに?
ルールを守る義務がある、これをはっきりと指導して欲しい。

私の考えるマナーって、例えば
自転車で歩行者の横を通るときには安全な間隔と速度は法律の上で当然として、
歩行者を不安にさせる走り方はしないとか、
あいさつをするとか。
またクルマで自転車を追い越すときにも安全な間隔と速度は当然として、
なるべく高いギアで静かに、排気ガスを極力かけないように追い越すときはとか。
クルマを購入するときに日本だと右側にマフラーがついているクルマを選ぶとか。
バイクで信号待ちの際、後ろに自転車がついたらエンジンを止めて苦しい思いをさせないとか、
前に通してあげるとか。

何だそれ!関係ないよって思うかもしれない。
でもマナーって個々の考えだからそう思われて当然。
個々の考えで変わってくるし、人に押し付けるものでもない。

ルールとマナーは異なる。
もう曖昧にさせることはやめて、ルール通り子供とお年寄り以外は
はっきりと車道を走らせて欲しい。

そして同時にその際クルマのドライバーにはっきりと認識させて欲しい。
車道を自転車が走っていれば、ルールに則り弱者優先で自転車の安全を確保する。
強いもののやるべきことだ。
レールの上を走っているんのではない。避ければいいことだ。
車道はクルマだけのものではなく、
そろそろクルマの優先順位が低い通行帯であることを認識してほしい。

2011年12月5日月曜日

変わったこと。変わってないこと。




















月曜の朝。
天気晴れ。
気温10℃。
少しだけピリッとした気温の中、自転車で家を出る。

いつもの景色。遠くに雪をかぶった富士山。
いつもの通学の子供たち。
いつもの道をいつもの通り。
会社に向けペダルを回す。

でも大きく変わってきたことがある。
通勤自転車が増えたことだ。

約7年前、私が自転車通勤を始めたころ
通勤自転車は皆無だった。
いつもひとりで走っていた。

車道を走っていると当たり前のようにクルマに幅寄せされた。
追い越されながら窓をあけて怒鳴られることなど日常のこと。
時には原付バイクに走りながら蹴りを入れられたり。
トラックにクラクションを鳴らされたまま追いかけられたり。

怖くて派出所に飛び込んでも、警官は正しいことを正しいと
ドライバーに言ってくれなかった。

毎日が戦いだった!

それがどうしたことだろう。
今車道でクルマが余裕をもって追い越してくれる。
幅寄せは週に2~3回。
怒鳴られることなど月に1回。
原付バイクに蹴りを入れられることなどなくなった。

法律が変わったわけではない。
自転車通行帯ができたわけでもない。

では何が変わったのか。

クルマのドライバーの意識が変わったのだ。

車道上の自転車が危ないのではない。
クルマのドライバーの意識が危なかったのだ。

車道を走る自転車が法律を守り、安全に運転する限り、
クルマのドライバーはさらに安全意識を上げ、
車道が自転車にとってもっと安全になるだろう。

2011年12月2日金曜日

自転車用ライト



自転車用ライト(前照灯)の大きな役割は2つあると思う。

1.他車から自分の存在を気づいてもらうもの。
2.前方や路面を照らして自分の視界を確報するもの。

市街地で使用するには前方や路面は比較的よく見えるので、1の目的で使用することが多い。
この目的で使用するライトはコンパクトでおしゃれなものが多数販売されており候補となる商品がたくさんある。
でも市街地でも街灯のない場所は暗く、前方の路面の様子がわからないことがある。
こんな時にしっかりと前方と路面を照らし視界を確保してくれるライトとなると、外観が大きく、重くなったり、バッテリーが必要になったりと、容易に自転車に装着できるものが少なくなる。

そんな中、性能も及第点、外観もコンパクト、コストパフォーマンスも高いと考えるのが株式会社サンジェルマンが扱うジェントス閃SG-325である。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00385XBFA/ref=as_li_ss_tl?ie=UTF8&tag=at4582at-22&linkCode=as2&camp=247&creative=7399&creativeASIN=B00385XBFA"

単4乾電池3本で連続約10時間点灯。エネループが使えるところもポイント。
実際に1年近く使用しているが、今のところノートラブルだ。


カタログによると点灯時間は10時間。
私の通勤所要時間約2.5時間(往復)を昼夜ともに点灯し続け、2日に一回の割合で充電している。そうしないと充電切れになるわけではないが、電池の容量が減ってくると、徐々に暗くなるのではなく、いきなり消灯してしまうため早めに充電することにしている。
配光も無段階で調整でき、暗い住宅街などで路面を照らせば、ブラインドの交差点でも歩行者、自転車から確実に確認してもらえる明るさだ。
さすがにクルマのライトが路面に重なるとわからなくなるが。

最も変わったのが対抗右折車の対応。
交差点を直進する時、対抗右折車が十分に右折できるタイミングにも関わらず、こちらが通り過ぎるのを待ってくれる。
これは今までにはなかったことだ。

また暗い道で自分が路面の状態を確認するにも、時速30km/h程度までなら十分である。
つまり1と2を高いレベルで兼ね備えたモデルといえる。

取り外しもワンタッチで、毎日本体をホルダーから取り外しているがガタはきていない。
いろいろなライトがある中でぜひお勧めしたいアイテムである。

2011年11月18日金曜日

東京サイクルモード2011

毎年この時期恒例のサイクルモードをみてきた。

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今年は震災の影響や行政の対応の変化もあり、
いよいよホンモノの自転車文化が始まるという期待をもって会場へ。


出店数は昨年より減少したが、自転車ブームだから!と便乗する企業が減った印象。
時間の都合もあり、気になるものだけチェックした。

Knogはカラフルでユニークなデザインはそのままに、機能とバリエーションをアップ。
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あいかわらずユニークなパッケージデザイン
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アリオネで一世風靡したフィジークは
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新たにクールなビンディングシューズを展開。
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バックパックの老舗ドイターは機能をそのままに女性向けカラーバリエーションを充実。

そんな中、今年大きく変わったもののひとつがナビゲーションシステムのブース。
従来のサイクルコンピューターからの勢力に加え、
GPSを用いた自転車専用ナビゲーションシステムの勢力が大幅に拡大。

ただサイクルコンピューターと異なり、
自転車専用ナビゲーションシステムはそのメリットについての訴求性がいまひとつ。
メーカーは自転車に乗る人たちの目的と課題を的確につかんでいない気がする。
今後の展開が彼らの課題を解決するものでなければ、この商品はブレイクしないと思う。
現状ではスマートフォンのナビゲーションソフトに課題解決のアドバンテージがある。

もうひとつ、電動アシスト自転車が、実用車としてひとつのポジッションを明確に確立した印象。
たしかに自分の周りでも、愛用している人が多い。
このマーケットはまだまだ広がる余地があるし、実際に広がっていくと思う。

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全体の傾向として、自転車のジャンルの多様化と方向性がより明確になってきている。
またそれに合わせ素材も技術も独自性を深めてきている。
より成熟した大人のサイクルモードだった。

そういえば昨年、一昨年はフレームからパーツに至るまで何でもカーボン一辺倒!だったような気がする。

2011年11月11日金曜日

オランダ大使館主催パーティ

11月10日、青山のOVEにてオランダ大使館の主催するパーティに自活研(自転車活用推進研究会)の図らいで参加させていただいた。
アムステルダムインビジネスの交通工学・公共交通上級政策顧問であるヴィーッフェリング氏の自転車交通政策のプレゼンテーションをお聞きしたあと、全権公使他、関係者の方々とお話をさせていただいた。
交通工学は私の専門であったので興味深く拝聴した。
オランダの自転車分担率は35%と非常に高く、自転車普及率も1人1台以上と驚くべき数値である。
その中で感じたのは、自転車を含めた交通政策について、有識者含め政策に携わる方々が極めて実直に考え、それを実現されているということ。
そこに秘策はない。
当たり前のことを当たり前に実施しているということ。

日頃から日本の自転車政策はゼロからの出発ではなく、マイナスからの出発であると考えている。
それだけに、正しい自転車政策政策を実現することは容易ではないと思う。
しかし、ゼロであれマイナスであれ、行おうとする政策の目的と方法について、国民にわかりやすく説明することが必要である。

お土産にいただいたオランダナショナルカラーのベル。味のある音がします。




















2011年10月19日水曜日

一斉取り締まり




都内で自転車の一斉取り締まりが行われたとニューズで報道されていた。
違法自転車(ブレーキなしのピスト)
イヤフォンの装着
信号無視
逆送
いずれもクルマと異なり反則金という制度がないため、いきなりの赤切符、罰金!
検挙された方々はついていないと思わずに、法律の再確認を!
そしてこの報道を見た自転車に乗る方々は、自分の事として考える機会。
マナーではなくルール。守る義務がある。
自転車に乗る人みんなでよく考え行動し正しい自転車文化をつくっていきましょう。
それが自分たち自転車に乗る人間にとって明るい未来をつくることなります。
当たり前のことを当たり前に・・・。


2011年9月1日木曜日

交通ルール




























自転車に乗って赤信号で止まっていると、後ろから来た自転車にしばしばというかほとんど追い越される。
赤信号で行ってしまう。
しかも子供ではなく大人。
たまに赤信号で止まっている自転車がいるとホッとする。当たり前のことなのに。

車道を走る権利と同時にルールを守る義務がある。
自転車に乗る人の路上における地位を上げるためには、当たり前だけど、まず法律を守らなければ・・・。

2011年8月31日水曜日

顧客優先と同時に「社会に責任を果たす」必要がある
























クルマはその安全面において社会とどうかかわり貢献していくか。
データの上では車外より車内の方が安全となった今。
たとえば車内安全リスクと車外安全リスクを同等に保つ。
そのために自転車通行帯等の安全インフラのコストを負担する等。
これをメーカーが分担する必要があるのではないか。

2011年8月16日火曜日

押しボタン式信号機




















良く見る歩行者用の押しボタン式信号機。
どうして横断歩道に押しボタン信号機をつけなくてはならないのか。
道路交通法によるとそもそも横断歩道の付近に人がいる場合は、クルマは停止して人の横断を優先しなければならない。

つまりそこに信号はいらない。

2011年8月1日月曜日

熱い!




























いよいよ梅雨が明け、横浜も本格的な夏となった。
朝から太陽がギンギン!
熱風覚悟で通勤に望むのだが、朝のせいか以外と風は涼しい。
暑いけど快適。
そう、夏は暑いのだ!という程度。
身の危険を感じるレベルではない。

暑いのは夏ではなくクルマだった!
信号待ちで自転車の脇に止まるクルマ。
エンジンの熱、エアコンのコンプレッサーの熱。排気ガスの熱。
暑いのではなく熱い!
ものすごく熱い!
明らかに夏より熱い。

ウソではない。はっきり言い切る!横浜の夏の朝の風は意外にも涼しい!

2011年4月15日金曜日

For The Air!



















骨折の痛みが少し落ちついできたので自転車通勤を再開した。
負荷をあまりかけずに走れは何とかなりそうだ。
約2週間のブランク。
走り出してすぐ、息が苦しい。
たいした坂でもないのに心拍数が180近くになる。
しかも坂を上りきったあといつまでも苦しさが残る。
自転車との一体感もなくギクシャクした走りだ。

でもそれも帰路ではほとんど感じなくなった。
心拍数については相変わらず高いが苦しさは少しずつ収まってきた。
体が以前の体に戻ろうとしている。
思いっきり全身に血液がかけめぐる感じが心地よい。

それにしても街の空気はこんなに鼻をつく臭いだっただろうか?
排気ガスの臭いだ。
これも息苦しさの一因。
停止いている時までけたたましくて臭く、そして熱いバイクやクルマ。

以前ドイツに行ったとき、電車に自転車を持ち込んで乗車していた女の子に聞いたことがあった。
どうして自転車で通学してるの?
その女の子の答えは 
“For the air.” 
だった。

今、心からそう思う。
“For the air.”  
   
私は環境のために自転車に乗る!

福島第二原発の漏水について(2)


水ガラスを使用することで福島原発の漏水にが止まったとの報道を聞いた。
本当によかったと思った。
当たり前だがやはり有識者がきちんと判断したのだと思う。

先日コラムに書いたのはこの水ガラスにウレタンを混ぜたウレタン系注入材だった。
つまり発泡する水ガラス。
今回の水ガラスでも効果が不十分なら発泡する水ガラス=ウレタン系注入材の使用を考慮してもよいのではないか。

より短時間でより高いシール性を発揮する。

2011年4月10日日曜日

誰が先頭に立つべきか

















世の中には標準化、マニュアル化してそれをこなしていく仕事と
それとはまったく別に、先の見えない事象に予測を立てながらストーリ(計画)を創り、
実行していく仕事がある。
つまり不確定要素の塊のような仕事を日常の仕事として行っているカテゴリーの仕事だ。このカテゴリーに属する人達がいる。

福島原発の収束の見通しがまったく見えていない。
専門家の人達の話をいろいろ紹介しているが、収束へのストーリー(計画)を立て、実行できる人はいない。
国民がなるほど!と納得できるストーリーを示したプロはいない。

一刻も早くカテゴリーかての異なる人たちに先頭を走らせるべき。
彼らに専門家たちが必要な情報を提供し、バックアップする。
今何が起きているかの説明ばかりで次の手が示せない。                              
どのように収束させるか、という具体的ストーリーを明確に示す、
そのために何が課題かを明確にし、その課題を解決しつつ計画を実行する。
未経験の事象に対しても、内容をしっかり整理し、収束に向けての対応策を立て実行できる、
一刻も早くそういうカテゴリーの人たちに先頭を交代するべきだ。 

いつまでも原発の運転手にまかせていてはいけない。
運転はすでに昔の話だ。
八方塞がりの状況を打開すべく作戦を立て実行するとき。
これを当たり前のようにこなす人たちがいる。

今こそ彼らが先頭に立つときである。

2011年4月8日金曜日

Change Myself!



















持続可能な社会をつくるために自分に環境を合わせるのではなく、
自分が環境に合わせることを考える。
ほんの少しだけ、地球に歩みよってみる。

その一歩が重要。

そのためには自分が変わること。
他人の気持ちは変えられなくても自分の気持ちは変えられる。

2011年4月7日木曜日

自転車通勤



























こんな題名のコラムを書くとは思わなかった。

骨盤を骨折し、自転車に乗れなくなった。
いや、痛いと思いながら乗っていたのだが、病院のMRIで確認の結果、骨折だとわかった瞬間から気持がめげて乗れなくなった。
病院の先生曰く、「安静にする!」「歩くなら負荷をかけないよう杖を使用する!」
電車通勤に切り替えたが、節電のため、駅のエスカレーターが止まり、階段の上り下りが特にキツイことと、先生の勧めもあり、一時自動車通勤に切り替えることにした。

一般道だと、自転車より時間を要することはわかっているので自動車専用道(有料道路)を走ることにした。
すばらしくラクである。
足の指先を少し動かすだけで、手を少し動かすだけで、クルマの動きが自在になる。 筋肉を使うでもなく、心拍が上昇するでもなく、だ。

しかも、距離や天気、気温、風向風速き関係なし。
何の情報を取らなくとも、簡単に目的地へ着いてしまう。
まるで自分がパワーアップしたかのような錯覚。
でもこれが当たり前になっているのがクルマの世界だ。

この筋肉も心拍も関係ない動作自体もすでに面倒になっているに違いない。
人間のダメな部分。
走りながら自分がどんどんダメになっていく気がした。
すごく後ろめたかった。
なんといっても自転車で通える距離を自動車で通うのだから。

この「ラク」がすべての問題の根っこだ。
「ラク」したいという人間の「エゴ」が大量の炭酸ガスやを排出し、地球環境に負荷をかける。
運動不足からメタボになる。
地球にも自分にも負担をかけている。

痛みが取れたら早く自転車に戻そうと思う。

「ラク」でなくていい。「フツウ」で。

2011年4月5日火曜日

夜の街



























通勤時間の電車のダイヤが概ね安定してきた。
駅のエスカレーターや照明、電車のエアコンを使用しないことで節電も実施している。
そもそも消費カロリーよりも摂取カロリーが多いことが問題として捉えられている時代。 
国民みんなが階段を上り下りするのは非常に良い事だと思う。

夜の街の暗い灯りも最近は慣れてきた。というか、これでよいのではないか。
自宅最寄り駅付近から、そそくさと家路を急ぎたくなるこの独特の雰囲気。
以前行ったドイツのフォルクスブルグやハノーバの街の雰囲気に近いことを思い出した。

これまで夜なのにそもそも明るすぎたのではないかと思う。
もちろん治安の問題、安全性の問題もある。
信号機は絶対にストップさせるわけにはいかない。

どこでバランスをとるか。
そもそも夜遅くに塾帰りの子供たちが安全に過ごせる街というのにムリがあるのではないか。
子供たちはそもそもそんな時間に街をうろついていてはダメだ。
つまりこれまでとまったく同じ生活を維持しようとしてはダメだ。

まず自分たちから変わっていくことが必要。

駅のターミナルの明るさにあやかれない自転車通勤の人たちは何が必要か知っている。
節電と言われなくとも、暗い夜道を今日も自分の安全を確保しながら走っている。 

自分の身を自分で守りながら・・・。
社会に対して何ができるかを考えながら・・・。

2011年4月4日月曜日

福島第二原発の漏水について

















報道によると福島原発の漏水が止まらない。 
コンクリート、吸水性ポリマー、おがくず、新聞紙等で対応したものの漏水の量に明確な変化がみられないとのこと。

これらの対応ってNATMトンネル掘削中の湧水対策とほぼ同じではないか。
であれば次はウレタン系注入材(ポリオールに水ガラスを配合したウレタン=シリカレジン)が有力ではないか。
パッカーを用いて反応時間をコントロールしつつ水中で発泡させられるため十分に可能性がある。
少なくともこれまで試してきた早強コンクリートをはじめとする材料よりは、はるかに効果が期待できると考える。
静水中ではないため、注入方法に工夫が必要だが、それはトンネル切羽の湧水に対してでも同じこと。
即効性がある部分も、放射線量の多い中での作業に向いている。

2011年3月29日火曜日

自転車を活用してみる




















いつも自転車で通勤する距離は最短経路で片道22キロメートル。
この道程には約30箇所に信号機がある。
自転車での所要時間およそ1時間10分。
もちろん信号待ちも入れた時間。
同じ時間帯にクルマで移動したときの所要時間は1時間15分。
クルマの瞬間速度は自転車より速いが、信号で止まるたびにリセットされてしまう。
途中ひどい渋滞箇所があり、1つの交差点で5~10分動けない。
そんな交差点がいくつかある。
結果としてクルマより自転車の方が移動時間が少ない。

にもかかわらず渋滞の中、相変わらずクルマのドライバーは車内でじっとしている。
炭酸ガスを排出しながら。
エアコンを効かせながら。

一度外に出てきてみてはどうだろう。
自転車で移動してみてはどうだろう。
いつもより早く会社に着く!という事実に目から鱗が落ちるはずだ。

決して楽ではない。
上り下りの連続だ。イヤにだってなる。
でも渋滞だってイヤなはずだ。
化石燃料を燃やすのではなく、脂肪を燃やしてみる。
本当に簡単な事。頭で考えるのではなく体を動かすだけで結果が出る。
地球環境負荷も遥かに小さいはずだ。

2011年3月27日日曜日

持続可能な社会に向けて




















空気、土壌、農作物、水道水、放射線による汚染濃度が毎日のように変わり、震災以来、次々と店舗からなくなる商品が変わっていく。
消費者の不安が過剰な買占めに走らせる。

先日、自宅にミネラルウォーターがなくなったため、会社帰りにコンビニに立ち寄った。
3件目の店舗でやっと見つけたミネラルウォターは配送直後なのか店舗にはたくさん陳列されていた。
2リットルボトル1本を購入し、バックパックに詰めた。
ペダルを回していると荷物がいつもより重いせいか、購入した水に想いがめぐる。
家族全員分の食事に効率よく使うとどれくらいもつのだろうか・・・?

それにしても自転車という移動手段は何と理想的なのであろう。
クルマという自分の力以上のツールを使うから自分自身では運びきれない量の商品を買いこむ。
ミネラルウォーターならカートに積めるだけ積んでクルマで持ち帰ることが可能であろう。

でも自転車なら、バックパックに入れられる1本がせいぜい。
カゴが装備されている自転車だって、クルマと比べればその積載量はたかがしれている。
みんなが徒歩や自転車で買い物に来ればまとめ買いが抑制されるのことは間違いない。

徒歩や自転車で可能な移動にクルマを使っていないか?
人間が持続可能な社会を創っていくためには、等身大の生活を送ることが必要。
そんな社会を創る上で自転車の使用を拒む理由があるなら、誰か教えてほしい・・・。

2011年3月23日水曜日

今こそ考えるとき(2)



今朝の自転車通勤。昨日までの静けさはなくなり、いつもの喧騒が戻ってきた。
ガソリン、軽油の供給が戻り、クルマがこれまでのように日常の足として戻ってきたようだ。
震災後から昨日までの静かな街はこれまで通りの街に戻ってきた。

原発の放射能漏れを少し気にかけながらも、排気ガスの臭いのない静かな街を一週間自転車で走ってきた。

それも今はもう過去のものとなりつつある。

東北地方の被害は未だ全貌が見えないが、それでも復興に向け少しずつだが前向きな話題が出てきている。
しかし、これでバタバタと元に戻すことだけを行うのは少し待って欲しい。
被害に合われた方々に一刻も早く普段の生活に戻れるようフォローすることはもちろんだが、同時に日本が今回の震災、原発の被害を受け、どういう形で国を復興するのか。
エネルギー政策の部分でよく考え、100年先を見据え持続可能な国をどう創っていくのか、明確にした上で進めて欲しいと思う。

被災地をはじめ、首都圏でも震災後、一時的に自転車が売れ、たくさんの人たちが活用した。
でも燃料の供給が始まると、少なくとも首都圏においてはとたんにクルマが増えている。
これでは自転車が「いざというときの」自転車でしかない。
多くの人たちが自転車の「力」を理解したにもかかわらずクルマでも電車でもなく、自転車の距離であることを理解したにもかかわらずクルマや電車に戻るのではまったく意味がない。

場当たり的に便利なものを使い、場当たり的な対応を行う、そんな場当たり的な生活はやめ、何割かの人たちが自転車を足として使ってくれるようになれば、その分バスや電車のシートが空く。
クルマだって減る。
少ない電車で利用者のニーズがまかなえる。
自転車を使わない人たちの生活にだって関わってくること。
今一度私達一人一人何ができるか考え、日本の復興にフィードバックしていかなければいけない。

そして東北地方の甚大な被害を受けられた方々。
今後の方向を決めるにあたり最も訴求力のあるあなた方の声に期待したい。
「経験した」人たちの前では「経験していない」人たちは何も言えない。

計画停電はまだまだ続くが、少なくとも首都圏は少しずつ元の街に戻ろうとしている。
あるべき姿を目指してこれからの移動手段の何割かを自転車にシフトする。
セルクルとしてできることを行っていきたい。

2011年3月22日火曜日

放射線量と自転車通勤(2)

福島原発の放水作業を実施して以降一定の効果が見え始めている。
電源も確保され今後安定した冷却が期待される。
収束はまだまだ先で、予断を許さないが、少しでも見通しが立つと俄然気持ちが前向きになる。
人間が知りたいのは現在だけではなく、未来なのだ。

さて本日首都圏で再び放射線量が増加したとの報道があった。
自転車通勤を日常とする人間にとって気になる放射線量について計算してみる。
仮に放射線量が今日の首都圏のように0.15マイクロSv/hであるとすると
1日で 
0.15マイクロSv/h × 24時間 = 3.6 マイクロSv/日

1年で 
3.6マイクロSv/日 × 365日 = 1314 マイクロSv/年 ≒ 1.3ミリSv/年

この値はは現在の放射線量が一日24時間365日続いた場合の値である。
自転車通勤で一日2.5時間屋外にいたとすると、この通勤によって受ける放射線量は        111日で
0.15マイクロSv/h × 2.5 時間 =0.375マイクロSv/日

1年で
0.375マイクロSv/日 × 365日 = 136.9マイクロSv/年 ≒ 0.14ミリSv/年

あくまで通勤の2.5時間に絞った話である。
実際には土日は休みなのでさらに値は小さくなる。
現在のような放射線量が1年間続くとは考えにくいが、仮に続いたとした場合の量である。
たとえばヘッドフォンを装着したり、無灯火で自転車に乗る方が、安全性という意味でははるかに高いリスクであることを見逃していないだろうか。

2011年3月20日日曜日

今こそ考えるとき





















福島の原発で放水作業が本格的に始まった。
一連の作業が期待する結果につながってくれることを祈りたい。
また日本を守るため、最前線において命を張って対応にあたっておられる方々に
あらためて敬意を表したいと思う。

ご存じの通り現在首都圏では電力不足を補うために計画停電を実施している。
これに対応するため
店舗では営業時間を調整し
照明を一定のレベルに抑え
会社では計画停電に合わせた業務対応を行い
電車の運行状況に合わせた出勤形態での対応を始めている。

電力供給が安定するのはさらに先であろうが
もし計画停電に対してこのような方策で対応可能なら
本来そうあるべきではないのか。

今一度行き過ぎはないか考えてみる。
便利だと思っていたことが、実は大きなムダであったことはないか。
本当はできるのに、できないと頭から決めつけていることはないか。
当たり前のことを 人間としてやるべきことをさぼっていないか。

文明がこれからもずっと発展していくためには
本当に持続可能な世の中を作っていかなければならない。

日本のエネルギー政策を真剣に考え直す時期であると思う。

2011年3月18日金曜日

暖がとれない


被災地の集積所では次々と救援物資が届いていると聞く。
でもどうして各避難所に届かないのだろうか。
今日も灯油が足りずに暖をとれない避難所の状況が報告されている。
もちろん多くの避難所の中ですべてがそうだとは言えない。
しかし冷え切った避難所におられる多くの被災者の方々のことを考えるといたたまれない。
やっとの思いで命をつながれた被災者の方々に、なぜまた次の試練を与えられなければならないのか。
でも、そんな中でも被災者の方々は言われる。
「寒い。灯油が足りない。でも自分たちだけがわがままを言うわけにはいきませんから。」
いやいやもっともっと声を大にして「灯油が必要だ!」と言ってほしいと思ってしまう。
企業であれ個人であれ、本当に必要とされる救援物資を避難所まで届く供給ルート
にのせるまでのシステムとしてのフォローが必要であろう。
とはいえ今はまず現地で頑張っておられるスタッフの方々が、物資の供給にあたって
直面している課題を早急に乗り越えてもらうことを祈るしかない。

さてセルクルでリンクを貼らせていただいている「株式会社オルナタ」殿が
オルタナ基金で東日本大震災の被災者支援のためのオルタナ基金を設立している。
被災者の方々ために何かできることを、と考えれれている方はぜひご検討下さい。
セルクルも微力ながら協力したいと思う。

オルタナ基金
http://www.alterna.co.jp/4894#

2011年3月17日木曜日

放射線量と自転車通勤
















首都圏でも放射線のレベルが上がっている。
屋内退避の範囲が広がりつつある現在、少しでもリスクを下げたいと誰もが思っている。

首都圏とはいえ自転車通勤で一日2時間半も路上(屋外)にいて大丈夫なのかと思ってしまう。
報道では放射線を避けるためには肌を露出しないよう、マスクをして・・・。
外で着ていた服は、帰宅したらポリ袋に入れるとも。
自転車用の防塵マスクを使用してリスクは下げられるのか。

やみくもに不安をあおることは良くないが、わからないため不安であることは事実。
程度は別として屋外にいる時間が長い方がリスクが高いというのは理解できる。
自転車の活用が見直されている昨今、
外を自転車で走ることができなくなるような事態は想像したくないが
まず正しい知識で正しい対応をしていきたい。

2011年3月16日水曜日

震災と自転車通勤

























鉄道のダイヤが乱れているせいか、自転車通勤の途中、
いつもより自転車が明らかに多い。
普段駅まで自転車、という人たちが会社まで自転車という人も多いと思う。
走行距離が増えるとおのずと事故の確率も高くなるので、それを防ぐ意味でも
以下の点に十分注意して走行してほしいと思う。
ただすべて最低限行うべき内容で、十分ではないことは強調しておきたい。

1. 左側通行を守る
原則車道を走行する。右側は絶対に走行しない。
ルールを守っている自転車と正面衝突をいう最悪の事故をもたらす。
やむ追えず自転車通行可の歩道を走行する場合は 歩行者優先で。
あくまで歩道を走らせてもらっているのだから歩行者を守るため速度を落とす。
たぶんこの条件で歩道を走ると、ほとんど徒歩と同様のスピードとなるのだが、
時間がかかると言って速度を上げてはダメ。
速度を上げるなら車道を走行する。

2. 信号を守る。
当たり前の話なので書くに忍びないが、みんなが道路交通法を守ることに
よって安全が確保されていることを認識する。
みんな信号をある程度信頼して走行している。
ルール無視によってあなたではなく、周りの人たちのリスクを高めることを認識す
る。

3. 夜間灯火を行う。
人間の目は日中でも自転車を見落とす。日中でも灯火を行うことを推奨する。
ましてや夜間、灯火しなければまったく認識されない。
あなたが見える見えないではなく、周りの人たちが見えるかどうかの問題。

4. その他
雨が降ったら無理をしない。
ブレーキが効きにくい。路面が滑りやすい。クルマから認識されにくい。等
事故のリスクが高まる。
傘さし運転や携帯、ヘッドフォンなどを用いた運転も極めて危険。
自転車通勤を続けると思うなら、保険、ヘルメット、グローブ等、
事故に合った時のリスクを減らすための対応を行う。
他人への事故のリスクを大きくしない運転は、自分の事故のリスクの減らします。
日本が危機にある現在、さらなる危機を増やさないようにして、自転車活用の良い
きっかけとなってくれればと思う。

2011年3月14日月曜日

がんばれ東北





















被災した東北地方の方々が暖を必要としています。
その源になるエネルギーが足りていない。

東電が計画停電の実施を始めた。
これを受けて鉄道も間引き運転をはじめた。
そのせいで会社にたどり着くのに一苦労。中にはたどり着かないケースも。

でも考えてみると、今は「普段」ではない。
未曾有の災害により命を落としたたくさんの人たち。
今この瞬間にも救出を待っているたくさんの人たち。
日本が危機に直面している。

そんな状況を打開すべく、エネルギーの確保という部分での計画停電。
「家も何もかもすべて流されたけど、家族全員が生き残れたことが幸せ。
それで十分です・・・。」
命からがら生き残り、インタビューに答えた被災者の方の言葉。

翻って今自分にできることは何だろう。
義援金の寄付?それも重要なこと。
でも電気が足りない、石油が足りない。物資も足りない。
そんな中、エネルギー、電気を少しでも多く被災地へ廻したい。
間引き運転の鉄道がダメだからクルマ・・・?
今本当にその便利さを追う時ですか?
それがないと命を落としますか?

海外から頑張れ日本、頑張れ東北、のメッセージがたくさん届き、
多くの国々が救援の手を差し伸べてくれている中、
日本人である自分が、自分の「普段」だけを追いかけていて良いわけがない。

ガソリンの供給が途絶えるからと、ガソリンスタンドの行列に並ぶのではなく、
食べられなくなるからと、パンを買い占めるのではなく、
クルマの利用は極力さける。パンは我慢する。

不便と感じても、「普段」ではない今、それを当たり前のこととして、
歩いて、自転車に乗って、節電して、必要最小限のモノだけ買って、
被災した東北地方の方々にできるだけのエネルギー、物資を廻したいと思う。

2011年2月12日土曜日

ヘロヘロ

















会社帰りの途中、自転車でいつもの坂を登りきる直前に焼き肉屋が一軒ある。
店の換気扇からたまらない焼き肉の匂いがあたりにたちこめている。
思わず全身の力が抜け、ヘロヘロになる。
ペダルに力が入らず、自転車ごと、その場に倒れこみそうな感覚だ。
そう、退社時は腹ペコなのだが、しばらく走っているうち、苦しさからか、ドーパミンが発生し、脳を辛さからごまかしているのだ。このおかげで空腹でも自宅まで走りつくことができる。
ところが、その化けの皮が焼き肉の匂いではがされてしまう。
実はヘロヘロだったのだ!
せめて坂を登りきった直後にこのお店があったなら・・・。

2011年2月11日金曜日

交差点での対抗右折車対策



















自転車に乗る人はよく知っているだろうけど、交差点での対抗右折車は路上で最も怖いものの一つだ。
直進する自転車をほとんど無視して右折を開始するクルマ。
少しでも改善するためには、クルマのドライバーに自転車の存在を認知してもらう。
ヘルメット装着はもちろんだが、効果があるのは明るい色の服だ。
明るいといっても白ではなく(夜は白がよいのだが)、ピンクやオレンジの派手目な色。
少し恥ずかしいが効果は大きい。オレンジを着て以来、明らかに対向右折車とのヒヤリの数が減った。これは日中の話。
夜は明るいライトをつけること。
100ルーメンのライトに替えた日から明らかにヒヤリの数が減った。
路上で自分を守るためにやるべきことはまだまだたくさんある。[続く]

2011年2月10日木曜日

自転車は危ない?



















車道の自転車が危ないのではない。
自転車は歩道だろっ!ていうクルマのドライバーの意識が危ない。

2011年2月9日水曜日

上り坂はつらい



つらい坂道をどう上ってますか。
仕事がうまくいかないイライラがあるとき。
いろいろなストレスを抱えているとき。
上る辛ささえ覚えていないくらい一気に坂を駆け上がっているときがある。

上り終わったときはイライラはどこへ行ったのかというぐらい頭は真っ白!

でもいつもイライラしているわけではない。
そんな時は恥ずかしかったことを思い出す。

すごいパワーで坂を駆け上がれる。
なんせその場にいたくないから・・・。

2011年2月4日金曜日

自転車の交通ルールとマナー



















交通ルールは道路交通法でありみんなが守る義務がある。マナーはルールとは違い、押しつけられるものではない。人によって考え方が異なるから。

交通マナーを守る!というよくわからないススメ?よりまず交通ルール(道路交通法)を守る。これは車道を走る権利と同時に発生する義務である。

2011年2月2日水曜日

道路上での配慮




























横断歩道。
人渡ろうとしていたらクルマは止まらないといけない。
これは道路交通法。

そのルールを守らないからある日押しボタン式横断歩道ができる。
人が一人わたり終わってもしばらくは赤のまま。時間がもったいないと思うが、でもその背景にはクルマのドライバーのルール無視がある。

で、車道の自転車。
これも道路交通法。
でも邪魔だとクルマのドライバーが幅寄せをしていると、ある日自転車レーンができる。
車道がその分せまくなり、右折渋滞が発生したりする。
夜中自転車レーンにはほとんど自転車は走っていなくても・・・。

ちょっと融通を利かせて自転車とクルマが道路をシェアすえば、ちょっと配慮すればそんなものできなかったのに、と思ってももう遅い。
これもルールを無視するドライバーがいるから・・・。

ハンドルを数センチだけ、ブレーキを少しだけ・・・。
そんなちょっとした配慮すら面倒がっているともっと面倒になる。

2011年1月31日月曜日

新しいロック





















これまで使っていたワイヤーロックのカギ周辺の樹脂が割れて使えなくなった。
代わりのロックを探していたところ、昨年のサイクルモードで出品されていた、プレート型のロックがネットで販売されており、ゲット。
カッターで切断するのにある程度時間がかかる素材のため重いが、使わないときは非常にコンパクトにまとまり、ポケットに入るサイズとなる。
カラー、デザイン共に洗練度大。

使ってみてわかった。
たためば確かにコンパクトだが、可動範囲が2次元に制限されるため、固定する相手によっては少し慣れが必要かも。

重量がさらにかさむが、動きが自由なチェーンを用いるABUSが良いのかな。ポケットには入らないけれど・・・。

以前使っていたワイヤー錠は端部のリングを利用して短くても長く使えることで有名なYPK。でも比較的短時間でカッターで切断されるリスクを聞いて安心できなくなってきた。

使用条件を照らし合わせて、何を優先するかでロック選びは決まる。本当は全方位的なロックが欲しいのだけれど・・・。

2011年1月28日金曜日

どこを走ればいい?



















自転車は道路交通法上、軽車両に区分される。
つまり走行は原則、車道だ。

エーッ!大きな通りってクルマが怖くて車道を走れない!というときはなるべく車通りの少ない道を選んで走る。

自転車が走っても良い歩道(自歩道)がある場合は、ここを走ってもOK。
その場合、歩行者優先で、速度を落として走る。
歩行者優先って、歩行者がいたら譲り合うのではまく、譲る!ってこと。
歩行者のそばを通過するときは、ベルを鳴らすのではなく例えば「すみません、右側通ります!」と声をかけ、「通過後は「ありがとうございます!」

だんだん慣れてくると今度は歩道上が走りずらくなってくる。
そして最初は怖かった車道が安全だなと感じるようになる。
そのときは車とうまくコミュニケーションをとりながら走行する。
相手(車)の運転は自分の運転の鏡。
自分がコミュケーションをとって安全運転をすれば、車だって安全運転で答えてくれる。

2011年1月20日木曜日

寒い!



















横浜の朝、摂氏0℃。朝、布団から出るのもつらいけど、自転車に乗って外に出るのはもっと辛い。
出かける準備をしながら、「あーぁやめたい!」
外に出ると案の定寒い。ピリッと冷えた空気。救いは朝のさわやかな日差し。
走り出す。ワーァ冷たい。
手足の指先、耳が冷たすぎて痛くなる。そのうち感覚がなくなる。
でも黙々とペダルを回し、5つめの信号待ちで体が少し温まってくるのががわかる。
少しだけ前向きな気分になってくる。
こうなればあとはペース配分だけだ。
最後までイーブンペースで走れるように、その日の体調に合わせて走る。
会社に付く頃には家を出た直後の冷たさは完全に忘れている。
壮快な気分。暑い!
だからやめられない!
でも夜、退社するときまたアーいやだ!

2011年1月14日金曜日

続けられる?



























自転車に乗ることは楽しい。
気持ちいい。
ストレス発散にもなる。
足だけでなく、体幹を中心とする全身が鍛えられる。
全身の血流が良くなる。
結果として肩こりが治まったり、免疫力アップのおかげで風邪をひかなくなったり。
でも続けなくては効果を維持できない。
誰もが不安に思う。

最初は気持ちいい!楽しい!って思っ始めたけど、飽きたり、寒さで辛くなったり、、雨が降ったり。
そんなときは無理に続けようと思わずに潔く自転車を置いて電車やバスで動く。
無理して乗る自転車は楽しくない。

で、久しぶりの電車、バス。
これもまた新鮮かもしれない。
でもやっぱり混雑はイヤ、自転車だ!ってあらためて自転車の良さを再認識!ってことも。
ムリをせず自然な気持ちでサイクルライフをエンジョイすることが大事だと思う。