2011年4月15日金曜日

For The Air!



















骨折の痛みが少し落ちついできたので自転車通勤を再開した。
負荷をあまりかけずに走れは何とかなりそうだ。
約2週間のブランク。
走り出してすぐ、息が苦しい。
たいした坂でもないのに心拍数が180近くになる。
しかも坂を上りきったあといつまでも苦しさが残る。
自転車との一体感もなくギクシャクした走りだ。

でもそれも帰路ではほとんど感じなくなった。
心拍数については相変わらず高いが苦しさは少しずつ収まってきた。
体が以前の体に戻ろうとしている。
思いっきり全身に血液がかけめぐる感じが心地よい。

それにしても街の空気はこんなに鼻をつく臭いだっただろうか?
排気ガスの臭いだ。
これも息苦しさの一因。
停止いている時までけたたましくて臭く、そして熱いバイクやクルマ。

以前ドイツに行ったとき、電車に自転車を持ち込んで乗車していた女の子に聞いたことがあった。
どうして自転車で通学してるの?
その女の子の答えは 
“For the air.” 
だった。

今、心からそう思う。
“For the air.”  
   
私は環境のために自転車に乗る!

福島第二原発の漏水について(2)


水ガラスを使用することで福島原発の漏水にが止まったとの報道を聞いた。
本当によかったと思った。
当たり前だがやはり有識者がきちんと判断したのだと思う。

先日コラムに書いたのはこの水ガラスにウレタンを混ぜたウレタン系注入材だった。
つまり発泡する水ガラス。
今回の水ガラスでも効果が不十分なら発泡する水ガラス=ウレタン系注入材の使用を考慮してもよいのではないか。

より短時間でより高いシール性を発揮する。

2011年4月10日日曜日

誰が先頭に立つべきか

















世の中には標準化、マニュアル化してそれをこなしていく仕事と
それとはまったく別に、先の見えない事象に予測を立てながらストーリ(計画)を創り、
実行していく仕事がある。
つまり不確定要素の塊のような仕事を日常の仕事として行っているカテゴリーの仕事だ。このカテゴリーに属する人達がいる。

福島原発の収束の見通しがまったく見えていない。
専門家の人達の話をいろいろ紹介しているが、収束へのストーリー(計画)を立て、実行できる人はいない。
国民がなるほど!と納得できるストーリーを示したプロはいない。

一刻も早くカテゴリーかての異なる人たちに先頭を走らせるべき。
彼らに専門家たちが必要な情報を提供し、バックアップする。
今何が起きているかの説明ばかりで次の手が示せない。                              
どのように収束させるか、という具体的ストーリーを明確に示す、
そのために何が課題かを明確にし、その課題を解決しつつ計画を実行する。
未経験の事象に対しても、内容をしっかり整理し、収束に向けての対応策を立て実行できる、
一刻も早くそういうカテゴリーの人たちに先頭を交代するべきだ。 

いつまでも原発の運転手にまかせていてはいけない。
運転はすでに昔の話だ。
八方塞がりの状況を打開すべく作戦を立て実行するとき。
これを当たり前のようにこなす人たちがいる。

今こそ彼らが先頭に立つときである。

2011年4月8日金曜日

Change Myself!



















持続可能な社会をつくるために自分に環境を合わせるのではなく、
自分が環境に合わせることを考える。
ほんの少しだけ、地球に歩みよってみる。

その一歩が重要。

そのためには自分が変わること。
他人の気持ちは変えられなくても自分の気持ちは変えられる。

2011年4月7日木曜日

自転車通勤



























こんな題名のコラムを書くとは思わなかった。

骨盤を骨折し、自転車に乗れなくなった。
いや、痛いと思いながら乗っていたのだが、病院のMRIで確認の結果、骨折だとわかった瞬間から気持がめげて乗れなくなった。
病院の先生曰く、「安静にする!」「歩くなら負荷をかけないよう杖を使用する!」
電車通勤に切り替えたが、節電のため、駅のエスカレーターが止まり、階段の上り下りが特にキツイことと、先生の勧めもあり、一時自動車通勤に切り替えることにした。

一般道だと、自転車より時間を要することはわかっているので自動車専用道(有料道路)を走ることにした。
すばらしくラクである。
足の指先を少し動かすだけで、手を少し動かすだけで、クルマの動きが自在になる。 筋肉を使うでもなく、心拍が上昇するでもなく、だ。

しかも、距離や天気、気温、風向風速き関係なし。
何の情報を取らなくとも、簡単に目的地へ着いてしまう。
まるで自分がパワーアップしたかのような錯覚。
でもこれが当たり前になっているのがクルマの世界だ。

この筋肉も心拍も関係ない動作自体もすでに面倒になっているに違いない。
人間のダメな部分。
走りながら自分がどんどんダメになっていく気がした。
すごく後ろめたかった。
なんといっても自転車で通える距離を自動車で通うのだから。

この「ラク」がすべての問題の根っこだ。
「ラク」したいという人間の「エゴ」が大量の炭酸ガスやを排出し、地球環境に負荷をかける。
運動不足からメタボになる。
地球にも自分にも負担をかけている。

痛みが取れたら早く自転車に戻そうと思う。

「ラク」でなくていい。「フツウ」で。

2011年4月5日火曜日

夜の街



























通勤時間の電車のダイヤが概ね安定してきた。
駅のエスカレーターや照明、電車のエアコンを使用しないことで節電も実施している。
そもそも消費カロリーよりも摂取カロリーが多いことが問題として捉えられている時代。 
国民みんなが階段を上り下りするのは非常に良い事だと思う。

夜の街の暗い灯りも最近は慣れてきた。というか、これでよいのではないか。
自宅最寄り駅付近から、そそくさと家路を急ぎたくなるこの独特の雰囲気。
以前行ったドイツのフォルクスブルグやハノーバの街の雰囲気に近いことを思い出した。

これまで夜なのにそもそも明るすぎたのではないかと思う。
もちろん治安の問題、安全性の問題もある。
信号機は絶対にストップさせるわけにはいかない。

どこでバランスをとるか。
そもそも夜遅くに塾帰りの子供たちが安全に過ごせる街というのにムリがあるのではないか。
子供たちはそもそもそんな時間に街をうろついていてはダメだ。
つまりこれまでとまったく同じ生活を維持しようとしてはダメだ。

まず自分たちから変わっていくことが必要。

駅のターミナルの明るさにあやかれない自転車通勤の人たちは何が必要か知っている。
節電と言われなくとも、暗い夜道を今日も自分の安全を確保しながら走っている。 

自分の身を自分で守りながら・・・。
社会に対して何ができるかを考えながら・・・。

2011年4月4日月曜日

福島第二原発の漏水について

















報道によると福島原発の漏水が止まらない。 
コンクリート、吸水性ポリマー、おがくず、新聞紙等で対応したものの漏水の量に明確な変化がみられないとのこと。

これらの対応ってNATMトンネル掘削中の湧水対策とほぼ同じではないか。
であれば次はウレタン系注入材(ポリオールに水ガラスを配合したウレタン=シリカレジン)が有力ではないか。
パッカーを用いて反応時間をコントロールしつつ水中で発泡させられるため十分に可能性がある。
少なくともこれまで試してきた早強コンクリートをはじめとする材料よりは、はるかに効果が期待できると考える。
静水中ではないため、注入方法に工夫が必要だが、それはトンネル切羽の湧水に対してでも同じこと。
即効性がある部分も、放射線量の多い中での作業に向いている。