2012年7月16日月曜日

原発の安全性





















原発は安全であるかそうでないか?
そんなこと聞いていない。
どんなものでも100%安全であるとは言えない。
だからいかに原発が安全であるかを説明されても困る。

どこまで耐えられるのか?
破壊モードがどこにあるかを知りたいのだ。

どのような地震、津波まで想定するれば安全かではなく、
どの程度の地震、津波までがシステムの破壊に至らず
逆にどの程度の地震、津波でシステムが破壊され臨界の危険性が生じるのか?
そこが知りたいのだ。
その上でどのような状況まで想定するかを我々国民が判断する。

想定すべきは地震、津波だけではない。
有事におけるミサイル攻撃の直撃については〇〇クラスまで、
隕石の直撃は〇〇クラスまで
航空機の墜落による直撃は〇〇クラスまでがOK、それ以上なら破壊、臨界に至る、
というようにシステムの限界がどこにあるかを明確にする。

そのリスクを想定するかどうかは後の我々の判断だ。

年間5000人近い人が亡くなる交通事故。
それでもクルマを使用する背景には、
どのような状況で事故が起こり、死亡に至るかを概ね理解しているからだ。
だから自分の使用環境の中でリスクを想定し、そのリスクヘッジが実行できる。
その上で、最悪の場合を想定、保険に加入し万が一の場合でも生活を守る。
つまり限界モードを理解した上で、メリット・デメリットを明確にし要不要を判断する。
そして必要と判断したならば、最悪の状況を想定、その時の対応を準備した上で覚悟を決めて受け入れる。

クルマは安全であるとどれだけ説明されても何も判断できない。
原発も同じである。





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