2012年3月5日月曜日

自動車ドライバーのための自転車講座-6


























「自転車の動き」

車道上を走る自転車は、前方に駐車車両があると、その車両を避けるため、
車道の左端から車道の右寄り、場合によっては2車線目にまで避走することがある。
これは自転車に限らず、バイクやクルマも同じだ。
これらの動きは後方を走るクルマから概ね予測ができる。

でも駐車車両もないのに道路左側から中央付近を走行することとがある。
クルマのドライバーから見ると一見予測できない動きである。

でも自転車前方の路面を少し注意して見てみると、
そこにはクルマでは気にならない路面の凸凹やグレーチング、金属のマンホール蓋などがあったりする。
タイヤが細く、サスペンションの機構を持たない自転車は、このグレーチングや凸凹を通過するとバランスを崩して進路を乱したり、転倒したり、場合によっては事故につながったりする。
だからこれらの障害物を逐一避けて走っている。

クルマの運転席から自転車前方の路面の細かい情報すべてを確認することは不可能だ。
でも道路上にある大きいものなら十分目に入る。
確認できたら、自転車はそれらを避ける動きをすることをイメージできると思う。
つまり自転車の進路に予測が立つ。

それだけで随分気持ちに余裕が持てるはずだ。


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