2012年3月6日火曜日

自動車ドライバーのための自転車講座-7




















「右折」

自転車が交差点を直進するとき、対向車線から右折してくるクルマは道路上で怖いもののひとつだ。
個人的には一番怖い.
交差点に進入するとき対向右折車線にクルマが待機しているかまず確認してしまう。
もし待機するクルマがいたら、今度は同じ方向に進むクルマがいるか確認する。
いれば、右折車はそのクルマを見ているはずだ。
だからその直進するクルマが交差点を通過するタイミングでは右折を開始しない。
そのかわり、こちら(自転車)は目に入っていない可能性が高い。
なるべく直進車にタイミングを合わせて交差点を通過してしまう。

でも同方向に進むクルマがいないときは、今度は自分を認知しているかどうかの判断が必要になる。
右折待機車がピクリとも動かない、もしくは徐行を開始したが右折を開始しない。
これもほぼOKだ!
クルマのドライバーとも目が合うはずだ。

でも、自分が交差点を通過中に右折待機車が右折を開始したら、
そのときが恐怖の瞬間だ!

こちらを見ているようで実は認知していないのでは?と考え、急ブレーキで止まる。
そして右折車を先に行かせる。
このタイミングならまだいい。

でもこちらが止まっても走っても接触する、つまりどうにもならないタイミングで右折するクルマが少なからずいる。
その多くは自転車の直前で止まる、つまり対向車線上で止まるのだけれど、クルマが止まるまでの間こちらは身構える以外なすすべがないのだ。
本当に怖い!
止まってくれるのか、跳ねられるのか、相手がすべてを握っている。
自転車にとってこんなリスキーな状況に身をおいては、命がいくつあっても足りない。
特に夜はアイコンタクトが取れないからなおさらだ。
まずい!と思ったら手を大きく上げてアピールするが、いずれにしても結果を決めるのはクルマだ。

クルマのドライバーは、相手を恐怖のどん底へ突き落さないよう、前方がクリアになってから右折を開始してほしいと強く思う。


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