2012年3月16日金曜日

自動車ドライバーのための自転車講座-9


[発進」

信号が青に変わる。
目の前の車道で信号待ちをしていた自転車が徐に発進する。
そのとき、自転車が車道真ん中側にふらついた。
危ない!と思ってクラクションを鳴らした。

日常ありがちな光景。

でも考えて欲しい。
自転車はある程度の速度以上で初めて安定する。
走り出しは速度が低いため、どうしても不安定になる。
その結果ふらつく。
そして転倒しないために、傾いた方向へ進み、バランスをとる。

つまり、車道側に出てきたからといってクラクションを鳴らしても解決しないのだ。
逆に驚いてさらに不安定になりかねない。

発進時は自転車が安定するまでほんの少しだけ待つ。
ましてこのような不安定な状態で、クルマで接近、追い越すのは危険極まりない。

少しだけ想像力を働かせば解決する、簡単なことなのである。

2 件のコメント:

  1. 自動車のクラクションは、相手をびっくりさせ逆にバランスを崩させかねない行為だということを、自動車ドライバーの方には理解してほしいですよね。
    よそで「危険回避のためのクラクションだ」という言い訳を目にしますが、そんなことを言い出したら、自転車のベルなんて歩行者に対して「追い抜くから危険だよ」という理由で鳴らしまくってもよい、ということになりますから、それではマズいわけです。更に考えれば、自動車のクラクションは、自転車のベルよりよっぽど音量が大きく、騒音公害のひとつとしても数えられているシロモノなのですから、使用には慎重になってほしいですね。

    自動車のクラクションと法律についてはこちらが参考になりました。よければどうぞ。
    http://nemonemo.nobody.jp/koutuu02.html

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  2. 返信遅くなりました。コメントありがとうございました。

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