2012年6月6日水曜日

課題は駐車場所!



























本日の日経新聞。
5/25のコラムでご紹介した超小型車。
125cc程度のエンジンではなくEVのよう。良かった。

どのようなユーザーをターゲットと考えるのか?
超小型車の普及で何を目指すのか?
これをよく考えてから実行しないといけない。

紙面では半径5km以内(一日10km)の移動に超小型車が用いられることを想定しているが、
それは同時にクルマからの乗り換えなのか、自転車からの乗り換えなのか、それともヒト、つまりバスや電車からの乗り換えなのか?
クルマからの乗り換えとしなければ環境負荷についても渋滞解消についてもプラスにならない。

「ヒト一人がクルマで移動」を超小型車に置き換える。
それが正しい形であると考えるが、そう簡単にはいかないだろう。
なぜなら都市部においてはクルマと超小型車の両方を持ちづづけるためのスペースの確保が困難であるからだ。
超小型車では家族で移動できなかったり、たくさんの荷物を載せられなかったり、どうしてもクルマが必要なときが出てくる。つまり双方の駐車スペースの確保が前提だ。

同時に移動先においても駐車場の確保が必要だ。
仮に駐車場が確保できたとしても、普通自動車の枠に超小型車1台をポツンと駐車して、
クルマと同じ料金!では普及しない。
例えば一台の普通自動車の枠に4台駐車できるなら、料金も1/4。
これが最低条件だ。

そのようなインフラが揃って初めて新しいコミューター、超小型車が機能するのだ。

繰り返すが、まずは駐車場所の確保。これが大前提。
道路脇に超小型車が無秩序に駐車されるようなことは避けなければならない。

適切な駐車場所を確保しないと、超小型車は新たな社会問題を引き起こすだろう。








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